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更新日:2025年4月8日

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アマミノクロウサギを取り巻く環境

マングース問題

1979年にハブの駆除などを目的に人の手によって奄美大島に放された約30頭のフイリマングース。2000年には、約1万頭まで増え、分布も広がりました。

ハブ駆除の目的で持ち込まれましたが、ハブはあまり食べず、むしろアマミノクロウサギなど他の生き物を多く食べていることがわかりました。もともと奄美大島にいた生き物たちに深刻な影響を与え、生息数が減少し絶滅が危ぶまれるようになりました。

2000年から環境省による本格的なマングース駆除事業が開始され、生息数は減少。2024年に奄美大島で根絶を宣言するに至りました。その他の自然保護の取り組みも身を結び、クロウサギの生息数は回復傾向にあります。

詳しくは、環境省奄美野生生物保護センターのホームページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。

ロードキル問題

マングース駆除をはじめとする自然保護対策が功を奏して、クロウサギなどの生息数が増加している一方で、車にひかれてしまう個体も増えて、人が新たな脅威となっています。

自然豊かな奄美大島では、生き物が暮らすエリアと人が暮らすエリアは重なることから、より一層の対策が必要となっています。

このページに関するお問い合わせ先

アマミノクロウサギミュージアム Quru Guru

〒894-3104 鹿児島県大島郡大和村思勝502-1番地

電話番号:0997-57-1196

FAX:0997-57-0096

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